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  • 2018年、冬のコンサートツアーが決定しました。今回はどのような内容になりそうですか?
  • コンサートは、今年も全国5ヶ所で開催します。まさに今、曲順や衣装など具体的なことを詰めているところですが、今日はこの途中経過も含めてお話させてください。まず今回のツアーのテーマ、そしてコンセプトとなる部分ですが、現段階では、躍動とか鳥の羽ばたきとか、何か動きを感じさせるようなものがいいなと考えています。熟成や重厚ではなく、全体として躍動感があり、風が通るような爽やかさ、抜け感、軽やかさを出したいなと。
  • そういったものが今後ツアータイトルにも反映し、具体的な演出などに繋がっていくんですね。
  • はい。ひょっとしたらこの後のミーティングで方向性が変わるかもしれませんが、自由度の高い演奏が出来るミュージシャン達とのセッションーー抜け感、開放感のあるムードの中で、双方の能力を結集させた演奏をしてみたいなとも考えています。ピアノも弾きますが、ステージ上で何か視覚的にも動きのあることが出来ないか…など、アイディアは尽きません。コンサートはまず発信者である私自身、そして作り手であるスタッフやミュージシャンがワクワクしながら楽しんでいないとダメだと思っているんです。文化祭ではないですが、大人が真面目に祭りを作り、広瀬香美という大きな流れの中で、さらなる爆発力を集結させたような一夜を皆さまにお届けする。そのために今、スタッフとともにアイディアを出し合っているところです。
  • 今回は、広瀬さんがお描きになったイメージ画を元に打ち合わせが行われているそうですね。
  • 絵なんて描いたことないから人の形すらおかしなことになっているんですが(笑)、なんとかイメージを共有出来たらなと思って頑張ってみました。ひと言で抜け感や躍動といっても、その感覚を言葉だけで伝えるのは難しいじゃないですか。あと1ヶ月もすればこういったことはもうそれぞれのプロの手に渡ってしまって、スタッフみんながPC上でもっとスマートなものを共有することになるわけですから、ある意味貴重な(笑)、アイデアの原点となる原画。ここからみんながどうイメージを膨らませていくのか、形にしていくのか、打ち合わせはまだまだ続きます。
  • 未確定な要素が多い分、本番はどうなるんだろうという期待が膨らみます。何か、今年ならではの部分もあるのでしょうか。
  • 毎年、コンサートでは私の進化や成長を見せていきたいと思っているんですが、今年はアレンジや演出などの面にも関わってみようと考えています。これまでは、アレンジャーや舞台監督やプロデューサーなどが私の意向を汲んで作り上げていましたが、今回はその一部分を自分でアレンジし、演出し、プロデュースしてみようと。また今まではどちらかというと歌姫としてガチッと歌うような見せ方が主でしたが、今回はそこにちょっと大人の、例えるならばデヴィッド・フォスターのような、音楽家/プロデューサーなんだけどしっかり歌いに来ましたみたいな見せ方ができないかなと考えているんです。そしてもちろん、ご心配をおかけした部分もあると思いますので、心配してくださったファンの皆さんにも、久しぶりにコンサートに行ってみようかなと思ってくださった方にも、想像どおりのーーいえ、想像以上かもしれない、いつもの元気な姿もお見せしたいと思っています(笑)。
  • ひょっとしたら、そろそろ新曲が聴けるのではという声もあるようですが。
  • 今回のコンサートツアーで、新曲はマストだとスタッフからも言われています(笑)。制作はこれからですが、今回のコンセプトを踏まえ、より自由度のあるサウンド感、歌感になればと思っているところです。そしてコンサートツアーの前には、なんらかの形でリリースもする予定です。
  • それは楽しみですね。
  • 私はこれまで、小説や詩を読んだり、演劇やコンサートに行ったりしながら、真面目に、クリエイティブなものに触れる中で作詞や作曲をしてきたんですね。でも最近は、YouTubeで日本のお笑いばかり見ているんです。海外に住んでいるせいか「広瀬さんは浦島太郎みたいだ」ってスタッフに言われたのがきっかけだったんですが、こういうのも躍動だし解放だよなぁって思いながら(笑)。作品を作る前はいつも、もう作れないんじゃないか、締め切りに間に合わないんじゃないかっていう不安やプレッシャーがあるのですが、今はそこになぜかお笑いで覚醒している自分もいる(笑)。いつもとは違う、完成までのストロークを楽しんでいます。
  • では最後に、今後の活動予定について聞かせてください。
  • これまでは年間3種類のツアーを行っていましたが、それを2回にし、音楽の時間を増やしていきたいと考えています。やはり私は音楽家でありたいので、例えば楽曲提供とかミュージカルのお仕事とか、そういうことへの時間に費やしていきたいなと思っているんです。ファンの方には、お会いする回数が1回減ることになりますが、音楽で、楽曲で、お会いできる回数が増えるようにしていきたいなと思っています。